マイナス金利の導入で、日本経済は未知の領域に入ったと考えています。そこで考えられることを以下にまとめてみました。
1. 既に顕著になっている通り、銀行を始めとする金融株全体に疑心暗鬼が広がり、それが継続する。
2. マイナス金利による不透明感の台頭で、政権交代以降続いた投機筋の円売りポジションが徐々に巻き戻されていく。
3. よって、円高感が強まり、輸出関連(アベノミクス銘柄)への新規資金の流入が止まる(または、これらの銘柄から徐々に資金が引き上げられていく)。
4. 原油安も重なり、商社を始めとするメジャーな資源関連銘柄への投資も停滞する。
5. 通信株も値下げ圧力で不透明感が続く(ただ、内需のオンライン関連株が注目されれば思わぬ高騰も)。
6. これらは、すべて時価総額の大きなセクターであり、この往年の大型人気株への投資に転機が訪れる。
7. 結果、テーマ株や有望な小型株へと投資マネーのシフトが起こる。
もしこのようなことが実際に起これば、日経平均に寄与する大型銘柄が売られて指数が下落する一方で、有望な小型株やテーマ株が思わぬ急上昇を見せる可能性があります。
大型株の出来高が目立って減少することで、指数を振り回すことによる裁定取引が困難になり、各銘柄がより正確な評価を受けて取引されるようになることが考えられます。
これは、日本の株式市場に健全性をもたらすことにつながり、それが真に、個人が株式投資に興味を抱き始めるきっかけになるかもしれません。
ただし、日銀がここまで考えてマイナス金利を導入したかは不明です。
この先、売られ過ぎた反動で大型株への一時的な買戻しはあるはずですが、数ヵ月または数年かけて、上のようなことが徐々に顕著になっていくだろうと考えています。